ほしのエキスポ

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方言女子はなぜかわいいのか。会話に○○を混ぜると類似効果が?

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東京出身のくせに「方言に親しみを感じる」不思議

方言を話す女子の人気がとどまるところを知らない。

代表的なのが「はんなり京都弁」の安田美沙子だろう。

その柔らかな親しみに溢れる響きに世の男性諸君は魅了されてやまないことだろう。

怒られてもなんだか恐くないしかわいい感じがする。

 

最近では「月曜から夜更かし」でも方言女子が取り上げられ

カワイイ方言ランキングなるものが発表されたが、

1位京都・2位大阪・3位福岡とやはり「はんなり京都」は強い。

 

さてここで一つ疑問が浮かぶ。

 

方言が魅力的だと感じる理由として、

言葉じりが柔らかくかわいいといった意見に加え必ず出てくるのが「親しみやすい」といった主張である。

同郷の京都出身の人が親しみを感じるならともかく生粋の江戸っ子や、

千葉出身で都内で働いてますみたいな人たちが声を揃えて

「方言は親しみやすくてかわいい」という。これはなぜか。

 

 

 

ふとした瞬間に方言が出ると心を開いてくれたと錯覚する

これには心理的なカラクリがある。

普段仕事の場では標準語でテキパキ業務をこなしている女性がいる。

そんな女性が残業中の雑談でふと方言が出たとしよう。

あれ?京都弁?知らなかったな・・ひょっとしてオレに心を開いてくれてるのかな?

 

突然ふと出る隠しきれない方言には男性の甘い期待を掻き立て、

距離がぐっと縮まったような錯覚を抱かせるのだ。

 

また、「まだ都会に染まっていない=純粋な子だ」などという

およそ真実とは思い難い等式が頭の中に浮かぶのかもしれない。

 

適度にタメ語を織り交ぜて親近感を誘発する《ただし質問の際は厳禁》

では特に方言のない地域で生まれ育った我々は方言を話す女性に対し勝ち目はないのか。

麗しい方言を持たない弱者チームにも対抗してできることは意外とある。

標準語テキパキと話す女性がふとした時に発する方言に対し

「あっ、オレに心開いてくれたのかな」と思わせるのを同じカラクリを使う。

それは敬語を使うべき目上の人に対し効果を発揮する。

 

あえて会話の中に「タメ口」を織り込むことで「心開いてる感」を演出するのである。

とはいえいきなり目上の人にタメ口を使ったらバカと思われるし、

織り交ぜるのは会話が進むにつれて徐々に、1~2割織り込むのが限度だろう。

もちろん仕事の会議中などに使ってはいけない。

軽い雑談や飲み会の場から始めると良い。

 

また、重要なのが、相手に対し「質問を投げかけるとき」はタメ口を使ってはならないということ。

「部長、先週末なにしてたの?」ローラみたいなハーフ美女ならともかく、一般の社会人だとしたらちょっと頭の悪い子である。

 

質問は相手に対し回答を要求するという行為である。

目上の人に対して回答を要求している時点でややエラそうな雰囲気が出てしまうのでこのときにタメ口を使うと一気に感じが悪くなる。

ここは普通に「部長、先週末は何をされてたんですか?」と敬語で問いかけるべきである。

 

ではどういった場面でタメ口を混ぜていけばいいのか。

それは「質問の回答の中に相槌として織り交ぜる」こと、また「自分に対して発する言葉」などである。


「○○さんもゴルフやるの?」と聞かれたときに

「うん、ときどきやります」などと回答すると「うん」で親近感とかわいらしさが出つつも後から発せられる敬語で無礼感は打ち消すことができる。

また「月何回くらい打ちっぱなし行くの?」との質問に対し

「うーんと、どれくらいだったかなあ」といって考える場合などはあくまで自分に対して発しているものだからという雰囲気を出しつつも

少し距離感を縮めることに役立つ。

そのあと「2回くらいだと思います」と敬語で返せばやはり無礼感は打ち消せる。

 

方言のかわいらしさはその地域に生まれ育った人にしかないものだが

心理的カラクリをうまくつかえば距離をグッと縮めることができるかもしれない。