ほしのエキスポ

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東京タラレバ娘が本気で怖い。《一歩手前でギリギリ売れた女が思う》

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東京タラレバ娘が本気で怖い

東京タラレバ娘という漫画をご存知だろうか。

このマンガがすごい!2015」でオンナ編2位に選ばれた「海月姫」で有名な東村アキコ先生の作品である。

主人公たちは33歳の外見もそこそこ良く仕事もきちんとやっていて過去はけっこうモテてきたいい女。

口癖は「出会いがない」「いい男がいない」。

つまらない男と結婚した男を憐れんで合コンばかりやっている若い女の子たちをバカにしている。


実在の友人たちをモデルにしたとあって実にリアルでヒリヒリを心が痛む。

いや、います、こういう友人。

そしてギリギリで売れた自分も一歩間違えればこうなっていたであろうことがありありと想像できる。

 


しかしいつからか恋愛の影がなくなってしまい、

過去の恋愛の話題はいちいち十年前。

カラオケは小室ファミリーメドレー。

 

自分という人生の脚本のヒロインだったはずなのに

いつの間にか恋にも仕事にも婚活パーティにも

「お呼びでない」状態になっていると気づく。

気が付けば、涙も出なくなっているのだ。


ああ思い当たることが多すぎてひしひしと胸が痛い。

30オーバーの女にとって10年前なんてほんの2、3年前くらいの感覚なのだ。

周りも、自分も、変わってしまっているのに、気づかない。

10年前最高潮だった魅力をもったまま、いつでも本気をだせば恋愛も仕事もできると考えている。


野球に例えたシーンは本当にきた。

アラサー女はユニフォームを着たままで
試合には参加せずベンチの中から見物しながらエラそうなことばかり言っているというのだ。

いつでも試合に参加できると自信満々で。


あー!キツい!本当に勘弁してください、東村先生、きついっす。

 

調子に乗って「大物」を逃した20代

 私も過去に「ひょっとしたら大物だったかも」という男を逃したことがある。

 

積極的にアプローチしてきてくれたが、身長が低かったのと、ワイシャツのサイズが合っていなくて袖が長かったのと

食事の最初に出てきた数種類のパンの一つにレーズンが入っていたのだが

「オレ苦手だからこれ食べて」とこちらの嗜好も聞かずに押し付けてきたこと、

緊張していたのか初デート中に2回もカバンをどこかに置き忘れてきたことで
(すぐ気づいたので2回とも戻ったら見つかったが)ダサくて無理と感じたのだ。


だがその人はレベルの高い「士業」で独立していた。

若かった私はそのすごさがあまり理解できていなかったが、

ひょっとしたら年収1,000万プレイヤーだったかもしれない。

優しくて子供が好きそうでいいパパになりそうだった。

だが私は目先のダサさで彼をもっと知ろうともせず切り捨てたのだ。

 

自分は若くて、おそらく目の前の男よりもそこそこ恋愛経験もあり

もっとかっこいい男と出会えると思っていたから。

友人たちにカッコ悪い彼氏を見せてバカにされたくなかったから。


・・・お、お恥ずかしい!!いったいどれだけ自己評価が高かったのか!!


本当にごめんなさい!!

若さという誰でも一度は持つことのできる魅力はすべての人がいつか失うのだ。

 

 

出産や介護でキャリアを離れるリスクヘッジのため安定が欲しい

 さて、なぜ女性はそんなに20代後半くらいまでに結婚していないと
価値が下がったような言われ方をするのか。

 

こんな風潮は気にすることはない、

きちんと仕事をして一人で暮らしていけるなら
何の問題もないじゃないか、こんな漫画は女性蔑視だ、

時代錯誤だという人がいるかもしれない。

 

 しかし友人はどんどん結婚・出産して休日は家族で旅行、当然誘いにくくなる。
自分にも、なんの変哲もない日常の話を聞いてくれて、

最終的に味方でいてくれる人が欲しい。

 

何よりも男性と比較して出産や介護といったライフイベントで

女性はキャリアの中断を余儀なくされることが多い。

そして一度中断されたキャリアの再構築は非常に難しい。

リスクヘッジと自分の心の安定のため、賢い女性は「ホーム」が欲しいのだ。

 

一部の「バリキャリ」といわれる

結婚や出産を最初から捨てた目つきのするどい女性たちはカッコいいけど

自分とは違う種類の人間で、結局自分のロールモデルにはならない。

 

なお、私自信は度重なる合コンが嫌になって積極的に参加はしなくなってきており
まさにベンチに下がってタラレバ娘になる直前で

友人に頼まれ仕方なく開いた合コンで今の旦那と出会って結婚に至ったギリギリ回避組だ。

とはいえ旦那も当時は付き合った彼女に毎回2、3ヶ月でフラれる常連者だったらしい。

お互いどこかしら妥協したからまとまったのだろう。

 

そんな彼も今はなくてはならないパートナーになっている。

残念ながら自分はこの世界のヒロインなどではなく、運命の出会いなんかない。

 

だけど一つ一つの出会いを大切に扱えば、何やらそれが運命になったりするのだ。