【30女が月3万稼ぐ】ほどほど不動産投資《キッカケはボンビーガール》
何の才能もない30女がちょっとだけ家賃収入を得ている
投資用マンションを2戸所有している。
両方とも通勤や通学にまあまあ便利な駅10分以内の中古物件だ。
もちろんローンを組んでいるため毎月家賃収入から返済しながらだがそれでも月3万円ちょっとはプラスであがってきている。
確定申告もしており、昨年度は青色申告にチャレンジした。
普通の30歳OLがなぜ突然不動産投資に目覚めることになったのか。
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何もしないリスクが怖い
当時はまだ会社勤めしていたが、長くは続けられない職種だと思っていた。
同じ職種で新卒入社した女性は既にほとんどが退職していた。
だが、辞めた時、果たして自分に何ができるのか?
転職してもっとソフトな働き方をしたかったが、
特別な資格も持っていない30女をどこの会社が今さら事務職正社員として雇ってくれるのか、不安しかなかった。
説明しにくい仕事内容だったため何をしてきたかの理解も得られにくい。
何もアピールするものがないのだ。
何も始めないことの方がリスクが高く、恐ろしいことに感じた。
まだ会社にいて、ローンの審査も通る今のうちに
カネの入る仕組みを作っておかないと、とぼんやり考えた。
金持ち父さんよりもボンビーガール
とはいえ最初から不動産投資を考えていたわけではない。
まずは投資信託と金の積み立てを始めた。
でもこれでは毎月収入が入ってくる理想からは程遠い。
最初は今のダンナから、有名な「金持ち父さん」の本を借りたことだった。
この本は既にブームが去ったころだったし、知ってはいたけれど特に自分から読もうと思ったことはなかった。
だが素直な子供の視点から稼ぐということに対する興味と工夫が描かれていて
学校では教えてくれない「稼ぐ教え」が次々出てくるのが非常に興味深い本だった。
しかし、途中から不動産投資を勧める本だということがわかってきた。
そのときはまだ不動産なんて考えてみたこともない。
そんな大それたこと、普通のOLである自分には関係のないことだ。
途中からはパラパラとめくる程度に目を通して本を閉じた。
時を同じくしてプレジデントオンラインで
「1億円の資産を30代で築いた主婦」という記事を見つけた。
かわいらしい外見の女性だが凄腕の投資家。
自宅も賃貸併用住宅で家賃を得ているという。
生活費は投資信託などのペーパー資産から得た利益で賄っている。
感銘を受けたがスゴすぎて真似できないと思った。
自分はこんな行動力もないし頭も回らずマメでもない。
そんなある日テレビ番組の「幸せ!ボンビーガール」でコツコツ節約して1,000万円貯め、アパート1棟を購入した女性が出てきた。
見かけは普通の女性なのにこの思い切った行動。
購入したアパートの一室に自分も住み、家賃収入と給料のほとんどを貯金している。将来はビルを買うのが夢なのだという。
家計簿には数円単位の節約の様子がにじみ出ていた。
食い入るように画面を見つめた。何かが心のなかでカチリと動いた瞬間だった。
「不労所得」を得る
そこから「金持ち父さん」をひっぱり出してきてもう一度読み直し、
不動産のセミナーを巡り、2戸中古のワンルームマンションを購入するに至った。
根っからのズボラで面倒くさがりの性格のため、日々の管理は管理会社に任せっぱなしである。
もちろんマメに手をかけられる才能に恵まれた人であればそれに越したことはないだろう。
そういう才能あふれる人が正直うらやましいし、尊敬する。
でも自分のようなズボラ人間は一度決意してもなかなかそうもいかない。
しかもあまり手をかけると「不労所得」ではなくなってしまうような感じもする。
優秀な管理会社であればそれでいいのだ。
大家業界からすると区分所有マンション2戸なんて邪道な素人だと思われるだろう。
はい、その通り、邪道な素人なのです。
一時期は一棟ものにあこがれて色々調べたが、やはり自分レベルの人間はそこまで大きなリスクを取れないという結論に達した。
やり手でない普通の人間が、労力をかけずにちょっとだけリスクを取るにはこの程度かなと思っている。
まだローンは残っているものの、あの時決意して動いて良かったと思う。
家賃が振り込まれる通帳を毎月記帳するのがちょっとした趣味だ。