ほしのエキスポ

カネがないけど豊かに生きたい。

【ねこあつめ】《無責任OK》がヒット要因?現代人の疲労感をみる

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今更「ねこあつめ」を考えてみる

 

Yahoo関連の記事で大ヒットゲーム「ねこあつめ」の紹介記事がでていた。

自分の周りでは人気は一巡した感のあるこのゲーム、

今更記事として特集するのだから踏み込んだ内容なのかと思ってクリックしてみたら単なるゲーム内容の紹介だった。

「いかがだったでしょうか?ダウンロードしてみてはいかがですか?」っておいおい・・・。

 

ねこあつめはご存知の方が多いと思うが

既に累計450万ダウンロードを記録しているという大ヒットゲームで

ねこの好きなエサやおもちゃを設置するだけで

あとはねこが遊びに来るのを待つだけという「放置型・収集ゲーム」である。

 

中にはアイテムを工夫しないと来てくれない「レアねこ」がいたり、

写真を撮ってコレクションしたりすることができる。

じわじわ人気は上昇していたようだが3月に芸人の大久保佳代子さんが番組で紹介したあたりから大ヒットとなっていったようだ。

 

 

 

キャラクターの可愛さと収集欲求

 

 「放置型・収集ゲーム」のヒット作として記憶に新しいのが

「おさわり探偵 なめこ収集キット」だろう。

やはり設備をグレードアップしていくことでレアなめこが登場し、コレクションができる。

 

この二つのゲームの共通点は主に以下の3点だろう。


・キャラクターが癒し系でかわいらしく好感が持てること
・収集欲求を満たすこと
・手間がかからないこと

 

キャラクターのかわいらしさは言わずもがな、人間は昔からものを「集める」ことが好きである。

子供の頃はグリコのおまけやメンコなど、

最近では妖怪ウォッチだか遊戯王だかのメダルやらカードやら。

大人になっても好きなブランドものやフィギュア、腕時計や本など収集対象は尽きない。

 

だけど実際は飾るのに多くのスペースを使うしお金もかかるし

同居人の理解も得られにくかったりして

大人で「本気でものを収集している」人は身近にほとんどいないのが現状だ。

「わざわざ集める程好きなものはない」という人もいるだろう。

 

しかしそんな人たちにもどこかに収集欲求があって、

いつも手元にあるスマホ上で、無課金で(課金しなくても攻略できるのがこれらのゲームのいいところだ)

場所も取らず時間も取らず収集欲求を満たすことができるのは大きな魅力だろう。

 

異なる点は責任が伴わないこと。ねこは優しく寄り添ってくれる

 

 さて、ねこあつめだけの大きな特徴がある。

それは「責任を伴わない」という点だ。

ゲーム上で責任なんて・・と思われるかもしれないが、

なめこは放置すると枯れたり病気になったりするのに対し、

ねこあつめはエサをやりわすれてもそのときねこが来なくなるだけだ。

 

かつて大ヒットした育成型ゲームの「たまごっち」は

手間をかけることを楽しむゲームから少し違うが、エサをやらないと死んでしまったりする。

ゲーム上とはいえ、たまごっちが死んだりなめこが枯れたとき

ほんの少しでも罪悪感を感じないわけにはいかなかったはずだ。

 

我々は普段は社会の中で生きていて、それだけで多くの責任に追われている。


サラリーマンもママも、先生も学生だって、それぞれ自分の役割があり、

果たさなければいけない責任がある。

ゲームの中でまで死ぬのを恐れてヒヤヒヤしたくないくらい疲れているときもあるのだ。

 

そんなときにねこたちは優しい。


こちらが慌ただしく忙しく手間をかけてやれないときは

エサがないからと死んだりせずにそっとどこかに行っていてくれる。

少し時間と心の余裕ができてエサを置いてみると、ひょっこりと顔を見せて無邪気に遊んでくれる。

 

疲れた現代人の心にかわいらしいねこたちがそっと寄り添ってくれるのだ。